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愛犬のトイプードルが死んだのは、ペットサロンで毛をトリミング中に喉を切られたためとして、大阪府内に住む夫婦らが９日、店を経営するトリマーの男性に慰謝料など約３５０万円の損害賠償を求めて大阪地裁に提訴した。ペットサロンは最近１０年で１・５倍に増える一方、トリマーに公的資格はなく、業界団体は安全対策に乗り出している。

訴状によると、夫婦らは２０１２年６月から雌のトイプードルを飼い、兵庫県内の同店を利用。今年５月、トイプードルは男性がハサミでトリミング中に喉を切られ、動物病院で手術を受けたが、１０日後に死んだ。

夫婦ら側は「男性は通常のトリミングではできない深い傷を負わせており、重大な過失があった」とし、動物病院に連れて行くのも遅かったと主張している。

男性側の代理人弁護士は事故と死んだことの因果関係に争いがあるとした上で「訴状が届けば対応を検討する」としている。

環境省によると、ペットサロンは昨年４月時点で全国に２万７４２０店（ペットホテル含む）あり、１０年間で約１万店増えた。
一方、トリマーに国家資格はなく、「日本ペットサロン協会」には年１００件程度、負傷の報告がある。協会は無事故の優良店の認定制度を設けるなどしている。


サロンも動物病院と同じくらい慎重に選ばないと怖いね．．．